会社のホームページの中で、会社概要ページは結構見られているという事をご存知ですか?
一般的にホームページは書籍や新聞など他のメディアに比べて信頼性が得にくい所があります。
いくらホームページには魅力的な内容が書いてあっても、訪問者は「この会社本当に大丈夫?」と不安に思っています。
そこで、商品やサービスを申し込む前に「会社概要ページ」をみて怪しい企業でないかをチェックしているのです。
あまり知らない会社の商品を買うのは誰でも不安だと思います。
単価の安い商品ならばあまり心配ありませんが、高額な商品やサービスを買う場合には、商品の購入前に会社概要ページを必ずと言っていいほど確認すると思います。
誰が社長で会社の規模はどれくらいあるのか、資本金や取引先は?
そのような事が正しく書いてあり、働いている人の顔が見えるホームページは信頼されると思います。
しかし、一方で顔が見えないサイトや、会社案内が不十分なサイトは信頼感が得られないため成果も得られません。
目次
当記事ではホームページに掲載する会社概要の役割と作り方について書いていきます
会社名をクリックするとダイレクトに会社概要ページへ接続します。(2024年1月14日調査)
これらを1つ1つチェックしてみてわかった事があります。
それは、会社概要の項目にはある程度共通のパターンが決まっているという事です。
そして、その共通の内容含め、信頼される会社概要ページを作る時の要点を3つにまとめました。
1、会社概要ページの役割を知る事
2、会社データに必要な項目を書きだす。
3、会社概要ページに盛り込む要素を考える
1、会社概要ページの役割を知る事
・会社概要ページは、パンフレットの会社概要とは内容が違います。
パンフレットはそれ一つで、製品やサービスの特長、自社の強み、ブランド・イメージ、製品価格、企業データなどがぎっしり詰まっています。いわば、ホームページで伝えたい事全体の凝縮版になってます。
一方、ホームページの会社概要ページはパンフレットでいうところの会社データになります。
社長の名前、会社の住所などの基本データの事をさすのが一般的です。
・会社概要ページは誰がみるのか?
購入前の見込み客がほとんどだと思いますが、会社の従業員やその家族、入社を検討している学生などになります。
・購入前の見込み客は何をチェックするのか?
まず、会社概要ページに到達する前に、商品のページやサービスのページを見ているはずです。
そしていざ申し込もうと思った時に、この会社本当に大丈夫?という疑問符を持ちながら会社概要ページを見る事多いはずです。
この会社本当にあるのかな?
電話はつながるのかな?
どこにある会社なの?
だれがやっているの?
社員は何名くらいいる会社なのかな?
会社の歴史は古い?
資本金や売上高はいくら?
このような疑問に回答できるページが理想となります。
そこで、50社のページをチェックして、これだけは必要だと思う項目を調べてみました。
2、会社データに必要な項目を書きだす。
完成すると以下のような会社データ表ができあがります。
会社名 | ○○株式会社 marumaru, Inc. |
---|---|
代表者 | 山田 太郎 |
所在地 | 〒150-0043 東京都○○区△△一丁目10番1号 ( アクセスマップ ) |
電話番号 | 000-000-0000 |
受付時間 | 平日9:00-18:00(土日祝は休業) |
設立 | 1996年1月1日 |
事業内容 | メディア事業 インターネット広告事業 ゲーム事業 |
資本金 | 300万円 |
従業員数 | 26名(2016年3月現在) 正社員20名(男10名、女10名)、パート社員6名(男3名、女3名) |
売上高 | 5,900万円(2016年3月期) |
主要取引先 | ○○エージェント 株式会社 △△システム |
取引銀行 | ○○銀行 |
許可・登録・免許 | 古物許可証 ○○公安委員会 第00000000001号 |
会社概要ページに掲載される内容としては上記の表だけを掲載している会社が多く、ほぼこれだけで大丈夫です。
以下にその書き方と特徴についてまとめました。
これだけあればほぼ完ぺき!会社データに必要な項目
会社名 | 会社名を日本語とその下に英語で書いてあればなおベスト |
---|---|
代表者 | 漢字でフルネームを記述 |
所在地 | 郵便番号から住所を書いて、別途地図にリンクする |
電話番号 | 営業時間中につながる電話番号を記入 |
受付時間 | 電話番号の受付時間を記入、休日の情報を入れるとなおよい |
設立 | 設立年月日を記入 |
事業内容 | 定款等に記載の事業内容を記載する |
資本金 | 資本金を記載 |
従業員数 | 従業員数、アルバイト等従事している人数 |
売上高 | 前年度の売上等を記載 |
主要取引先 | 取引先の会社名を箇条書きにする |
取引銀行 | 取引再の銀行名を箇条書きにする |
許可・登録・免許 | 古物商等の免許番号があれば記載する |
3、会社概要ページに盛り込む要素を考える
会社データを掲載すれば会社概要ページは成立するのですが、他にも社長の顔写真や代表挨拶などを掲載していた企業もありましたのでそのパターンをまとめます。
企業理念・会社の紹介文
株式会社ジノマの会社概要ページには企業理念や簡潔にまとめた会社の紹介文が冒頭に記載されています。
代表者挨拶(プロフィール)
代表者挨拶は代表者の写真とそのプロフィールを掲載。比較的小規模な企業や個人経営の会社の会社概要ページに多く記載されています。
地図、道案内、外観写真
会社概要ページに地図や道案内を記載している企業もあります。
来客の促進を目的としたホームページに記載されています。
村山内科胃腸科
https://murayamaclinic.com/clinic/outline/
会社方針
http://www.saeki-ddsc.net/contents/policy/index.html
沿革
会社概要ページの中に沿革を記載している企業もあります。
幻冬舎
https://www.gentosha.co.jp/company/history/
全部乗せるか別ページに分けるか?
あまり来訪が必要無い会社の場合は単純にすませ、店舗等のサイトを見て来訪を促進する場合には道案内を別のページに分けるなど、会社の内容によって掲載する内容を決定するとよいと思います。
今回50社調べる中で気がついた事が2点程ありましたのでにご紹介します。
(1)ページURLはcompanyが約7割で3割がabout
http://www.toyota-tsusho.com/company/profile.html
などcompanyが含まれる割合が約7割で
http://www.aoyama-syouji.co.jp/about/outline/
などaboutが含まれる割合が3割でした。
(2)もし、自分のライバルや同業者の会社概要を参考にしたくなったら?
今回、50社の会社概要を集める過程で、効率良く会社概要が掲載されている会社を見つける事ができましたので紹介します。
同業他社の会社概要の見つけ方は以下のように検索してみてください。
あなたが和菓子店をやっている場合「 和菓子 会社概要」と検索するとたくさん出てきます。
まとめ
以上の内容に沿って会社概要ページを作っていただきますと、信頼できる会社概要ページを手早く作る事ができ、売上が上がるのではないかと思っています。
もちろん、会社概要ページを正しく作ったから、売上が劇的に上がるのか?という事ではないと思いますが、1つ1つのページを丁寧に作成する事によって、少しずつサイトの信頼性が上がると思います。
結果、売上もついてくると思いますので、是非参考に会社概要ページを作っていただければと思います。